EVの賢い乗り方とは?
エコドライブの実践方法を紹介!

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EVは環境にやさしいエコカーですが、「エコドライブ」を実践することで、さらに省エネルギーの実現や環境負荷を小さくする効果が期待できます。エコドライブを実践する際には、アクセルの踏み方や加減速の仕方などを工夫する必要があります。本記事では、EVでエコドライブを実践する方法をわかりやすくご紹介します。

目次

EVのエコで賢い乗り方

エコドライブとは、燃料/電気消費量や温室効果ガスを減らし、「地球温暖化防止につなげる“運転技術”や“こころがけ”」のことです。

出典:エコドライブ普及連絡会 「エコドライブ 10のすすめ」

エコドライブはガソリン車でもよく注目されますが、EV(電気自動車)でもエコドライブを実践することでより高いエネルギー効率での走行が可能となり、電力消費を最小限に抑え、発電にともなう温室効果ガスの排出抑制に貢献する(環境負荷低減)効果が期待できます。以下では、EV版エコドライブの実践方法をご紹介します。

なお、EVの概要や導入のメリット・デメリットについては下記の記事で詳しく解説しています。

EVの充電時間の目安やその計算方法については下記の記事をご覧ください。

① アクセルを踏みっぱなしにしない

アクセルは踏みっぱなしにするのではなく、時々外して運転する「リフト&コースト」を実践するとバッテリーの節約になり、電力の消費を抑えることができます。
ただし、高速道路は「リフト&コースト」運転ができない場合があり、一般道よりも電費が悪くなりやすいため注意が必要です。

なお、企業や自治体でEVを導入する場合、高速道路を使用するような、長距離移動の場面にEVが用いられることは多くはないでしょうから、一般的な業務範囲内であれば問題なく使用することができます。

企業や自治体におけるEVの活用シーンや、詳しい航続距離については以下の記事をご覧ください。

② 長い下り坂のときはアクセルを外す

長い下り坂を走行する際にアクセルを外すことで、「回生ブレーキ」が作動し、走行しながら蓄電することができます。これにより、走行しながらバッテリー量を回復させることが可能です。

ガソリン車の場合、ブレーキを踏んで減速すると運動エネルギーが熱に変換され、大気中に放出されることで失われてしまいます。
しかし、EVの場合はアクセルを外して減速するとモーターを発電機として利用でき、運動エネルギーを電気エネルギーに変換します。

これにより、走行時のエネルギーとして再利用することが可能となります。回生ブレーキは、EVなどエコカーならではの機能です。

エコカーの種類や違いについては、以下の記事で解説しています。

⑥ エコモードを活用する

多くのEV車種に搭載されている「エコモード」の活用も重要です。エコモードとは、モーターの出力の抑制や加速性能の制限、空調の調整により、電費効率を最適化するための設定のことです。
エコモードを有効にすることで、モーターの出力を最適化し、エネルギーの消費を最小限に抑えることができます。

③ 急加減速をなるべくしない

走行時は、急発進せず緩やかにアクセルを踏むことで電力消費を抑え、電費を向上させることができます。アクセルペダルを一気に踏み込むのではなく、徐々に踏み増しながら発進して一定の速度で走行しましょう。

なお、EVはガソリン車に比べると、加速や発進を繰り返したときに電費の変動が少ない特徴があります。これは、こまめに停止・発進を行う必要がある市街地での走行に、EVが適していることを意味しています。

④ 車内に不要な荷物を乗せない

車内に不要な荷物を載せないことも、電力消費の抑制につながります。車両に積載する物や人の重量は、燃費や電費に大きく影響します。これは、車が動くときに積荷や乗員などの重さが増えると、その分発進時に大きなエネルギーが必要になるためです。その結果、アクセルを強く踏み込みがちになるため、電費の悪化につながってしまいます。

⑤ 冬の暖房はなるべく控えめにする

冬季は、暖房の使用を抑えることで電力消費の増大や電費の悪化を防ぐことができます。
EVはガソリン車におけるエンジンのような熱源がなく、新たに電気で熱を作りだす必要があります。そのため、暖房を使用すると電費が悪化しやすい特徴があります。

解決策として、走行中はシートヒーターとステアリングヒーターを使って暖房を控えられれば、さらに電力消費の抑制につながります。

エコドライブのコツを押さえてEVに乗ろう

EVのエコで賢い乗り方

エコドライブはガソリン車だけでなくEVでも有効であり、本記事でご紹介したような方法を実践することで、EVの走行時の電力消費の抑制を促し、環境負荷をさらに低減させる効果が見込めます。どれも少しの心がけで実践できるものばかりですので、ぜひエコドライブを意識して運転してみてください。

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